八曜日と名前。ミャンマーネームを考えよう!
こんにちは!
さくらコミュニティサービス 海外事業担当の熊谷です。
先日、foodpandaで初めて日本食を頼んでみました。
「cold ramen」という記載で、写真を見て「冷やし中華かな?」と思って頼んだのですが、どうやら「ラーメンサラダ」だったようです。
思っていたのと少し違いましたが、久々の味噌味と日本のコンビニ食のような感じにちょっと感動しました(笑)
やはりミャンマーだと日本食は割高になってしまうのですが、たまには気分転換に購入してみるのも良いのですね!
さて、今回はミャンマー人の名前事情について紹介します。
ミャンマーではどのように子供たちの名前をつけているのでしょうか?
ここでもまた、日本とは全く異なる文化を垣間見ることができます。
とっても興味深いので、皆さんにもシェアしたいと思います(^^♪
あなたは何曜日生まれ?
皆さんは自分の誕生日が何曜日か知っていますか?
ミャンマー人は、自分が何曜日生まれなのか、ないしは家族や友人が何曜日生まれなのかをよく知っています。
なぜなら、ミャンマーでは、生まれた日の曜日によってつける名前が決まるんです!
曜日 | 頭文字(ビルマ文字) | 例 |
日曜 | 主にア行の字母 | 「アウン」、「エー」、「ウー」 |
月曜 | カ行やガ行などの字母 | 「チョー」、「キン」、「カイン」 |
火曜 | サ行、ザ行、ニャ行などの字母 | 「ソー」、「ニィ」、「ゼー」 |
水曜の午前 | ラ行、ワ行、ハ行などの字母 | 「リン」、「ルイン」、「ウィン」 |
水曜の午後 | ヤ行やタ行の字母 | 「ヤン」、「イェー」 |
木曜 | パ行、バ行、マ行などの字母 | 「ボー」、「メー」、「ピョー」 |
金曜 | ハ行やタ行の字母 | 「へイン」、「トゥー」、「テー」 |
土曜 | タ行、ダ行、ナ行などの字母 | 「ナイン」、「ティン」、「ドゥエー」 |
伝統的なビルマ歴をもとに、1週間を8曜日として、水曜日だけが午前と午後に分かれています。
パゴダと呼ばれる寺院にも、8曜日それぞれの守護動物がまつられており、自分の生まれた曜日の動物のところへお参りに行くそうです。
曜日で付ける名前がある程度決まっている為、後は響きの良いものや、良い意味の名前になるように組み合わせたり、お父さん・お母さんの名前の一部を借りて命名します。
ちなみに、ミャンマーには姓がなく、全てが名前になります。
よくネットで見かけますが、国家最高顧問のアウンサンスーチーさんは「スーチーさん」ではなく、フルネーム(+敬称)で呼ばないと失礼だとされています。
私の名前は「はるか」ですが、日本人で言うと見知らぬ人に「はるさん」と呼ばれるようなものだそうです。
なるほど、それは気をつけねば・・・(-_-;)
曜日によって決まるのは名前だけに留まらず、性格や相性なども曜日である程度分かるのだとか。
日本人で言うと血液型占いが盛んですが、ミャンマーでは曜日占いが主流になっています。
いかに誕生日の曜日が重視されているかが伺えます。
これを機に皆さんも自分が生まれた曜日を調べてみてはいかがでしょうか?(^^♪
時代による変化
ミャンマーの名前事情は、時代により変化しているようです。
現在よく見るミャンマー人の名前は3~4語で形成されています。
ところが、以前は2語が主流だったり、最近では5~6語の名前もあったりと、時代によって変化がみられています。
同居のティリさんに伺ったところ、ティリさんのおばあさんは2語、お母さんは3語からなるお名前なのだそう。(ティリさん自身は3語)
アウンサンスーチーさんは、父親の名前 アウン・サン+父方の祖母の名前 スー+母親の名前 (キン)チーが由来の4語からなるお名前。
アウンサンスーチーさんは全て家族の名前から取っていますが、この他に父親/母親の名前+曜日由来の名前などの組み合わせも一般的です。
なんと最近は5~6語になる名前もあるのだそうで、いくつか例を教えてくれたのですが、長すぎて全く覚えられませんでした・・・(^-^;
父親・母親両方から名前をもらったりすると、語数が増える傾向があるようで、「ティリさんの孫の世代になったら7語とか8語になってたらどうしようね(笑)」なんて笑い話をしていました。
姓・名ではっきりと分かれている日本人の感覚で言うと、何語にするかってそんなに自由に決めていいんだ(笑)と意外に思うのですが、ビルマの伝統を重んじ、父・母への尊敬の念も込められているのだと思うと納得がいきます。
宗教や家族を大事にする人が多いのは、名前の付け方も影響しているのかも?
是非、身近にミャンマー人がいる人は名前の由来を聞いてみてください(^^)/
ミャンマーネームをつけてみよう!
いかがでしたでしょうか?
今回はミャンマー人の名前に関する基本情報をご紹介しましたが、調べてみると「複数の名前を持っている」「〇〇という名前は△△という意味」「自分で敬称をつけて名乗る」など、まだまだ気になる名前事情がたくさんあります。
これは調べ甲斐がありますね・・・とても興味深いです!
自分が生まれた曜日を調べて、ミャンマーネームを考えてみるのも良いと思います。
特に、ミャンマー人にとって日本人の名前は覚えずらいということもあるので、ミャンマーネームで自己紹介をすると覚えやすく、仲を深めるきっかけにもなりそうです。
「私の名前を考えて!」とお願いしてみるのも良いでしょう。
きっと素敵な名前を一緒に考えてくれますよ(^^♪
その際は、教えてくれた方のジャパンネームを一緒に考えても楽しいですね!
ぜひ「名前」をきっかけに現地の方との親睦を深めてみてはいかがでしょうか?
本日もご覧いただきありがとうございます。
明日もよろしくお願いいたします!
〇今日のミャンマー語〇
チャノ/チャマ ナメ△△バー=私の名前は△△です
※男性はチャノ、女性の場合はチャマを使います
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