ミャンマー流のバースデーパーティーとは?
こんにちは!
さくらコミュニティサービス 海外事業担当の熊谷です。
先日、ついにミャンマーにも新型コロナウイルスのワクチンが届いたようです!
日本もまだですが・・・ミャンマーの方が一足早かったですね。
まずは医療従事者から予防接種が始まるそうなので、一般の方に広まるのまだ先になりそうかな?
コロナを発症するとミャンマーでは日本よりも死亡率が高いので、これで少しでも数が減ると良いのですが・・・。
1日も早くワクチンの普及と、それによる効果が見られる日が来ることを祈るばかりです(>_<)
さて、実は今日、同居しているミャンマー人アシスタントのティリさんがお誕生日を迎えました!!
ミャンマーでは誕生日をどのように祝うかご存じでしょうか?
日本と大きく異なる点もあるのですが、それにはやはり宗教感が関係しているようです。
ティリさんにも、いつもはどのように過ごしているのかお話を伺ったのでご紹介します(^^♪
バースデーパーティーの主役は大変
ミャンマーでは、誕生日の曜日がとっても重要であることは先日ご紹介しましたね!
曜日を大事にしているのは、宗教の考え方に基づいた習慣でしたが、毎年の誕生日でも同様に、宗教に根付いた文化があるんです。
ミャンマーでは、誕生日は自分がおもてなしをしたり、寄付(ドネーション)をすることで、周囲への感謝を示す日だとされています。
日本は「お祝いをしてもらう日」という意識の方が強く、親に感謝を伝えることはあっても、「誕生日だ!寄付しに行こう!」とはなかなかならないですよね・・・(笑)
上座部仏教では、今生で功徳を積むことで、より良い来世を迎えられると信じられています。
そのため、誕生日はおもてなし・ドネーションをすることによって徳を積む日である、というのがミャンマーの大半の人の考え方のようです。
実際、ティリさんも誕生日はいつも従姉妹たちにケーキを買ってあげているそうです。
また、昨日はティリさんと一緒に外出をしたのですが、その際「明日は誕生日なので」と言って、ハトやカモメの餌を私の分と合わせて2人分買い、一緒に餌やりをしました。
昨日は「誕生日と何が関係あるのだろう?」と思っていましたが、今思うとこれも"徳を積む"ことの1つだったんですね!
ティリさん曰く、誕生日はちょっと大変・・・というか正直に「お金がかかります」と言っていました(笑)
ミャンマーの一般家庭では兄弟がたくさんいたり、従姉妹たちとも同居していたりと、同居・ご近所の親類がたくさんいる中で生活をしているようです。
もちろん、そうすると誕生日におもてなしをする相手も増えるわけで・・・。
ティリさんは、過去に一度だけ、友達等を呼んで自分のバースデーパーティーを開いたことがあるそうですが、その一度きりだけそれ以降はパーティはしていないとのこと。
従姉妹もたくさんいるので、パーティーに友達呼ぶまでもなく、人が多く集まるのだそうです。
もちろん、バースデーパーティーでは誕生日の人がおもてなしをするわけで・・・
話を聞いているだけでも気疲れしそうです(^-^;
あらためて、当たり前のように誕生日におもてなし・ドネーションをできるミャンマー人はすごいなあと感じました。
バースデー文化も変わりつつある
ただし、特に若い人の間では誕生日は「お祝いをしてもらう日でもある」という意識も、徐々に取り入れられているようです。
ティリさんも、誕生日にはぬいぐるみを貰ったり、化粧品を貰ったりしたことがあると仰っていました。
プレゼントを貰いつつ、本人がおもてなしもするという、ハイブリッドスタイルなんですね!
誕生日に限らず、若い人を中心に宗教観についても変化が見られ始めており、他の国のやり方を取り入れながら、少しずつ文化が変わってきています。
ミャンマーの良さもあると思うので、ぜひ良い文化は残しながら次代を担って頂けたら良いなあと思います。
ちなみに、今回の誕生日は、先日ミャンマーの有名なベーカリー「Shwe Pu Zun」でパウンドケーキを買ってきたので、ティリさんへのお祝いとして同居メンバー3人で一緒に食べました(^^♪
「ケーキを買ってあげるのではなく、買ってもらう誕生日は滅多に無い」なんて話をしながら、楽しい時間を過ごせたので良かったです!
ティリさんの新しい1年が素敵なものになりますように!
誕生日は感謝の日
いかがでしたでしょうか?
「誕生日は周りに感謝を伝える日」という意識は、私も見習いたいなあと思いました。
また、他国の"お祝い文化”を知るというのも、新たな発見があって良いですね!
皆さんは自分の誕生日、どのように過ごされていますか?
ぜひ、この機会に誕生日のあり方について考えてみてはいかがでしょうか(^^♪
本日もご覧いただきありがとうございました!
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